「駅コンサート」の翌日は「みんなで楽しむ音楽ワークショップ&ミニコンサートin潟沼」。朝10時に鳴子公民館前に集合し、バスなどに分乗して「鳴子のへそ」潟沼へと向かいます。
潟沼は火山の爆発によってできたカルデラ湖で、酸性度は日本一。飲むと酸っぱいそうです。日によって水の色がかわって見え、この日は雨が心配されましたが、朝のうち霧が出た程度でときには晴れ間も見られました。
音楽ワークショップは、まず参加者にビンやペットボトルをわたしてこれに水を入れ、その口を吹いて音を出すことから始まりました。それから水の量によって音程を調節し、3つのグループがそれぞれソ・ド・レの音を出せるようにしました。その3音が大場陽子さん作曲の「ごてんゆ行進曲」のサビの部分のベース音になっていて、昨夜コンサートを聞かせてくれた3人の演奏家とともに、みんなで演奏。できたときはたいへん感動的でした(ここから写真は氏家さん)。
次に演奏家たちの楽器、トランペット、テューバ、フルートについてのおもしろい説明がはじまりました。トランペット、テューバ、フルートは同じ仲間? どうやって音を出しているの? などなど。参加者は驚きの連続。実物を間近に見ながら、おもしろいトークをまじえての説明はいつまで聞いてもあきません。
それから実際に楽器にふれたり、吹かせてもらう体験コーナーがはじまりました。けっこうみなさんうまく音が出せて感動したり。テューバは先のアサガオ部分に手をあてて、音を鳴らすとどんな感じか体験しました。
ほんとに楽器って、おもしろいですねー。
それから参加者の前に毛糸玉のたくさん入ったバスケットを置き、自分の想像する「音色」を選んで楽器に結んでもらいました。楽器に結ばれた毛糸の先は、東鳴子ゆめ会議の若旦那たちが支える棒へと結ばれ、この棒からさらに五線の毛糸がボートに結ばれ、エメラルドグリーンの潟沼湖上へとこぎだしていきます。
ボートの出航とともにミニコンサートがはじまりました。
(コメント:門脇篤)