「GOTEN GOTEN 2006 アート湯治祭」の9月の企画「駅コンサート」のおり、塩竈市商工観光課のみなさんにお贈りした「山守り湯治・海図」でしたが、今日改めて塩竈市長にお渡しする機会をつくっていただき、佐藤市長に山守り湯治の趣旨(百年かけて山を守っていく。それが豊かなお湯をはぐくみ、引いては海の幸をうむのではないか)をお話しさせていただくとともに、「縁台の縁」ではじまった東鳴子と塩竈の交流をさらに加速させるべく目下計画中の三輪自転車「トライク」で鳴子からえんえん70キロを走破して運ぶ湯治米を、塩竈の由来である御釜神社でたいた塩でにぎる「日本一のにぎり飯プロジェクト」の話や、そのおりに塩竈市内を舞台に展開する「塩竈アート・ウィーク」の構想、今年のクリスマスに開催へ向けて動き出した塩竈市本町商店街くるくる広場での「大漁旗ツリー」について聞いていただきました。
いっしょにいた職員のアベさんから後で聞いた話では、「市長があんなに喜ぶとはビックリした」とのことで、塩竈も本当に度量の広い土地柄ですね。
ちなみに東鳴子ゆめ会議の忘年会は塩竈で、という話になっています。
その後、アベさんといっしょにくるくる広場横の建物に保管されている大漁旗を見たり、大漁旗ツリー(イメージ図参照)の実現可能性について現地でのチェックをおこないました。
ここにある大漁旗は古くなってゆずってもらったものとのことで、しかしたいへんな数です。大きいものや小さいもの、デザインや色もさまざまで、船へのはなむけとして贈られるもので、どの船も大漁旗をもっているんだそうです。おもしろいですね。
来年の夏、みなとまつりでわく塩竈の町へ、大漁旗をはためかせながら数十台のトライクが乗りつけ、本まつりではパレードにも加わる——そんな光景が目に浮かぶようです。
(コメント:門脇篤)