AAFの縁

GOTEN GOTEN 2006 アート湯治祭」もその参加企画のひとつである「アサヒ・アート・フェスティバル2006(AAF)」は、「アートでまちを考える」をテーマに、全国のアートなプロジェクトをゆるやかに結ぶ企画ですが、そのコネクションを通じて、さまざまな人の動きが生まれています。
11月には作曲家の大場陽子さんが別府のBEPPU PROJECTによるシンポジウムに招聘されるほか、私・門脇も千葉のコミュニティアート・ふなばしに呼ばれて10月14日、千葉県八街市にある特養老人ホーム「風の村」内の喫茶アルルカンでの「千葉クリエイティブ・クラスター(CCC)円卓会議」に参加、ホームおよびホームの前に広がる「風の広場」に毛糸を結びます。現地では昨年からこの時期「コスモスまつり」を開催しているそうなのですが、これにあわせて今年から地域の方々による「アート・ウィーク」の計画ももちあがっているそうです。

また、11月4日に同じコミュニティアート・ふなばしが参加団体のひとつとして加わる、千葉県船橋市本町商店街を舞台とした「きらきら夢ひろば」でも毛糸を披露する予定になっています。こちらは船橋という地名が、かつて船を並べて橋にしたことに由来していることから、みんなで紙でつくる船を毛糸に通して町や参加団体を結ぼうと考えています。

長野県千曲市にある戸倉上山田中学校で10月8・9日に開催の「とがびアート・プロジェクト2006」では毛糸の滝=落ちる花火を披露します。
「とがびプロジェクト」は美術の中平先生が3年前に総合的な学習の時間を使って「中学校を美術館にしよう」を合言葉にはじめたもので、私は一回目から参加しています。というより、「とがび」がAAFに参加したことで、東鳴子ゆめ会議とのご縁ができたというのが本当のところです。
AAF2006自体はすでに終了し、2007へ向けて動き出していますが、この中で本当に素晴らしい出会いがたくさんありました。これからもたくさんあることでしょう。それが楽しみです。

(コメント:門脇篤