通い湯治10か月その119「海の男・ホリエさん」

パン屋のホリエさんは松島湾に浮かぶ浦戸諸島(宮城県塩竈市)は桂島の出身。ちょうど塩竈との縁もあり、当の桂島で隔年でやっている「アート・ウィークof Urato」を鳴子との交流企画にからめて「塩竈アート・ウィーク」というのをやれないかと思っていたところで、桂島のようすをたずねると、「桂島じゃない。俺は石浜だ!」とのこと。
よくよくお話を聞くと、桂島と呼ばれるその島には、桂島地区・石浜地区というふたつの地区があって、ホリエさんは石浜地区から東鳴子へ婿入りしたんだそうで、このふたつの地区は土地の方からするといろいろな点でちがっているんだそうです。

確かに水上バスで浦戸へ向うと、桂島には「桂島」と「石浜」というふたつの港があります。私も数年前に一度、石浜を訪れたことがあり、釣り人向けの民宿の点在する、何とも閑静な港という印象があったのですが、聞くと「昔は騒がしかった」そうです。
桂島には桂島だけでなく石浜もあることを何とかアートで示してくれと言われ、何かできないかなぁと考えているところです。
写真下はホリエさんの母校・浦戸第二小学校。現在は廃校になってしまっています。床は青いタイルで、窓から海が見渡せます。

(コメント:門脇篤