ブータンの王様からの問いかけ

ナマケモノ倶楽部で11月に展開するGNHキャンペーン。「GNH」ってまだまだ聞きなれないですよね。「Gross National Happiness」の略で「国民総幸福量」と訳されることが多いです。

近代主義のなかで、国の豊かさをモノやカネの量ではかろうという考え方にもとづき考案されたのが「GDP(国内総生産)」や「GNP(国民総生産)」。その「P」をもじって「H」(ハピネス)におきかえて(おやじギャグではないと思うのですが・・笑)「GNH」といってみたのが、ブータンの王様でした。

「少なくともうちの国には、モノやオカネはないけど、けっこう幸せそうな人たちがいっぱいいますよ。」

もちろん現代社会において、オカネは必要です。けれども、それに依存しすぎなくとも、私たちは安らぎや美味しさや安心を手に入れることができるのではないでしょうか。

現在、ブータンでは、①持続可能な経済社会発展、②文化継承、③環境保全、④よい統治を柱としたGNH哲学を国策に取り込んでいます。

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