エル・ミラグロ感想レポートその1:ボランティア細野浩二さんより

エル・ミラグロはスペイン語で「奇跡」。とゆうキャッチフレーズに引かれ滞在した一ヶ月。
何が「奇跡」なのだろうか?滞在中は分からずに生活をしていたと思う。その言葉に気が付いたのは日本に帰ってからです。
カナダ、アラスカ。自然の多く残る場所からエクアドルに入った時は文化の違いはあるものの、違和感はそんなに感じる事は無かった。海、山、川。どれを選択しても素晴らしい自然が残るエクアドル。南米の独特の風。始めは言葉の違いに戸惑ったが、すぐに溶け込む事ができた。

一年振りの日本は成田空港に到着。
ミラグロの「奇跡」の意味はここで理解する事となる。ミラグロは2000メートルの山々に囲まれた谷に位置する。
近くのプカラまで行くのにも歩いて1時間程かかるこの場所は、電気が無く、夜は蝋燭の灯りで過ごす事となる。水は川の水を使うが、必ずしも安全では無いので煮沸を。ガスは有るが限りがあるので、できるだけ落ちている木を集め、キャンプファイヤーで済ませた。

周りに住んでいる住人とも、管理人のルイスさんを通して、仲良くなった。この場所では一人でできる事に限りがある。道具一つをとっても、全部の家が満足して持っているわけでは無いので協力のありがたみが良く分かる。
つまり、お金ではない心と心のやりとりが、この場所にはあります。

実際にミラグロで生活をしている時、財布の中のお金が減る事は無かった。と言ったら嘘になりますが、半自給的な生活をここでは体験する事ができました。
日本でも世界中でも自給的な生活を実践されている方は多くいると思います。
一ヶ月とゆう短い期間でしたが、経験する事ができ、自分の生活の中にも「農」を取り入れていきたいと思うようになりました。

ちなみに、僕が今回経験した仕事はコーヒーの収穫の時期だったので、収穫から皮を剥き乾燥させ、焙煎までの過程を経験し、コーヒーがさらに好きになりました。もちろんオーガニック!