児童館で、男の子の気持ちが 変わった一言

つい先日のことです。
都内の児童館で 子育てコーチング講座をしている時に こんな事がありました。

この時間は、別室での保育はなく お子さんをお持ちのお母さんは前のほうの席で、
お子さんは 部屋の後ろで職員さん数人が 遊具を出して保育をしてくださっていました。

 その中に 1人機嫌の悪い男の子がいました。まわりの職員さんは 何とか落ち着いて遊んでほしいと思って、とっかえひっかえ 遊具を出してみせたり、
「これで 遊んでみようか。」など、一生懸命 騒がないようにと気を遣い、
こどもの気持ちを他に向けようとしましたが、うまくいきませんでした。

 毎回 この講座には いつも 家庭支援センターの方が参加されています。
その状況を見た センターの方は そっとその男の子に こう言いました。

「怒ってるんだ。怒りたい気持なんだよね〜。」と。

 無理に男の子の気持を変えようとするのではなく、今の気持ちをそのまま受け取ってあげたのです。

すると 男の子はどうでしょう・・。 満足したのか、その後 自然に友達と仲良く遊び始めました。
気持ちを否定しないで 一度 受け取ってあげること、そんなささいな事で こどもは 変わるきっかけになるんですね。

講座の時間で ちょうど その事も紹介できて、よかったです。

さて、あしたは 子育て応援ボランティア講座です。その報告は またあした・・。