フニン村での住民ワークショップ

10月6日にエクアドル大手NGO・プロデシのワークショップが再度(前回の様子はコチラ)ありました。今回の参加者は5名と少ないのが残念でしたが、内容はとてもおもしろいものでした。

まず最初にみんなの畑の様子を報告。またどの家庭でどの種が必要かなど、細かいやりとりがあり、次に薬草についての可能性が話されました。Prodeciを通して、国内への市場があるとのこと。村内でも何名かが薬草への関心があることがやりとりされ、まずは村内で話し合い、薬草を市場に出せるよう取り組みを始めるかどうかの話し合いがなされることになりました。

Prodeciのバックアップを受け、薬草のお茶を生産することができたら、村の生産物を生み出すことができるし、また先日中村さんが来られたときに、もしかしたら日本でも売れるかもしれないとおっしゃっていたので、ぜひ形にしていきたいと思っています。

また、今回のワークショップの本題は「法律」でした。エクアドルの法律の、特に人権について話されました。というのも、先日の鉱山問題で2名が逮捕されたり、反対する住民の人権が無視されたりしているからです。

しかし、一番皆が盛り上がったのが、女性を守る法律から、Machismoをなくさなくてはいけないという話でした。Machismoとは、男尊女卑というか、男性がいばり女性の仕事を手伝わず、女性は家事もし、更に男性の仕事も手伝っているのに「女は働いていない」と言われていることの問題の大きさについて話されました。

今回のワークショップでは男性参加が2名。2人とも始終タジタジでしたが、結論として、Machismoが横行しているのは、一にも二にも、教育による間違いなだけだということで、私たちは次の世代にそのような教育をしていかないようにしようということになりました。つくづく、Prodeciのような生活の立場に入り、何を変えていく必要があるか、少しずつ、ゆっくりと広めている活動の重要さを実感しました。

本当に男性優位の感が強いこの村(多分エクアドル全体に言えることだと思いますが)において、今回のワークショップは、もっと多くの参加者と共に行いたかったなと思います。【フニン・横山理絵】