レポート・とがび2006/杉山早紀「ちいさな花プロジェクト」

杉山早紀さんの作品は、戸倉に咲く絶滅危惧主「節分草」をテーマに、この花のはかなさや力強さを表現したもの。
節分草は本州の関東地方以西に分布する、高さ10センチほどの小さな多年生草本で、山地のブナ林など、落葉広葉樹林の林床に生え、石灰岩地を好む傾向があるそうです。名前は旧暦の節分の頃に花をつけることに由来し、山地での開花は3月上旬だそうです。
作品は両側が窓になっているものの、校舎の北側のひっそりとした場所にあって、床や窓、天井までを使った可憐なものでした。

(コメント:門脇篤)