以前 あるお母さんが
「うちの子は、本当に字が下手で どう見ても ほめられないんです。」
と言うのを 聞きました。

それは、<お母さんの基準>大人の目で 書いた字を見ているからのように思います。
大人は、たいていの事はできますし、しかも 子どもよりも はるかに上手。
ですから、お母さんの目には こどもの字は 下手に見えてしまうんですね。

こどもと同じ目線になると もっと ほめる事が 増えてきます。
それから、感じたことをそのまま伝える I メッセージ。
たとえば・・・

「お母さんは上から3番目の字の形が かっこいいと思うわ。」
「お母さんは 元気がいいこの大きい字が 好きよ。」

「3行、書いたんだね。」
「姿勢がいいね。」
「昨日より、3分 早く終わったね。」
「エンピツを大事に 使っているんだね。」

心を向けて よく見る気持ちで・・・

思い出した事があります。
うちの子どもが小学生の頃、テスト用紙の名前の欄に、それはそれは 小さな名前を
書いていた時が ありました。

ある時、担任の先生に、名前の脇に「もっと 大きく!!」と書かれたので
その次は 大きな字で 名前を書きました。

すると、先生は 名前の上に 花丸をつけてくれました。
それから こどもは 大きな名前を書く様に なりました。

言葉ではなかったですが、自分の名前の上に 大きな花丸ですからねぇ、
嬉しかったことでしょう。

そんなささいな事が とても嬉しかったり するんですね。
こどもが夢中で遊んでいる時、ほめたいことが いっぱいあります♪
仕事の手を ちょっと休めて、一緒の時間を持ってみませんか。