今回は認知症を知るための本や映画を紹介します。
まずBOOK
認知症の方のスピーキングアウトが徐々に出てきましたが、
その先駆け的な著作です。
若年性アルツハイマー型認知症のオーストラリアのエリート女性の手記です。
少しキリスト教の信仰の話があり、日本人には違和感があるかも・・・
私は誰になっていくの?
下記の二冊は認知症の人の立場にたったケアを実践している
医師の著作です。
認知症とは何か
痴呆を生きるということ
次に映画
古い作品なので、認知症=絶望の時代です。
認知症は今まで隠されていた家族の様々な問題を露わにします。
人間の約束
アルツハイマー型認知症にかかった妻を介護する
夫の献身的な愛です。
アイリス
夫が若年性アルツハイマー型認知症にかかった夫婦の話です。
当事者の視点が盛り込まれていますが、
認知症には情感記憶が残ると言う部分が描かれていなくて
少しもったいないです。
明日の記憶
若年性アルツハイマー型認知症にかかった恋人の話ですが、
基本的には悲恋の物語で、認知症がメインではありません。
ただ認知症のケアの一端を家の様子などで見ることができます。
私の頭の中の消しゴム
いずれにしても認知症であるかどうかにかかわらず
如何に愛しているかなんだなぁと思います。
愛が無ければ、情感記憶は最後まで残ると言うような
認知症の世界を知っても役には立たない。
こう言うと何も対策をとら無くて良いと勘違いする人が多いのだけど
自閉症も精神障害も認知症も結局はその人のことをどれだけ
愛しているかなんですね。
条件付の愛ではなく、無条件の愛・・・