大漁旗ツリー、試作開始!!

大漁旗ツリーの試作の日です。
朝早くから「まち研」メンバー20人ほどが集合し、大漁旗を使った18メートルのツリーの試作開始です。
本制作は来月12日に、塩竈まち研と交流のある東鳴子のみなさんとともに行いますが、当日スムーズにいくよう事前にすこし練習しておこうというもので、やはりみなさん、伊達に年齢をとっていません。いつもぶっつけ本番の私はたいへん勉強になります。

作業はインテリアながいの永井さんと、小泉魚網の小泉さんを中心に行われ、小泉さんのところに来ていた八戸の小堺さんにも参加していただきました。小堺さんは宮城・石巻にあるサン・ファン・バウティスタ号のロープ関係も担当されたそうです(サン・ファン・バウティスタ号は伊達政宗の命を受けてローマまで行った支倉常長の乗った帆船で、復元され、石巻に展示されています)。
設計までこなす永井さんの三次元的センスと、小泉さんの技術力、そしてまた「まち研」メンバーのみなさんも慣れたもので、ロープをほぐして編みなおしたり、ロープの間に細いロープを差し入れてつないだりと、港町ならではのスキルが光ります。

ほとんど出る幕もなく、しかも仕事があるからとお昼には帰ってしまった私ですが、後でお電話したところ、あんまりうまくいったので、せっかくだから明日の「もとまち味覚市」が終わるまで飾っておこうということになったそうです。
というわけで、明日の午後2時くらいまで大漁旗ツリー試作品を見ることができますので、どうぞ明日の「味覚市」には、お誘いあわせの上、ご来場ください。10時から「くるくる広場」(大漁旗ツリーが目印)です。

しかし、朝からそうしてみんなでわいわいやっていると、通りがかりの人が「何してるの?」とか「味覚市は明日でしょ?」とかたずねてきます。
また、さりげなく差し入れを置いて行く方がいたり(塩竈神社の前のおだんごやさんだそうです。この前おだんごいただきました)、やはりひとが何かをするとそこに「場」ができるのですね。ひとが集う「場」をつくるには、立派なハコとしてのモノではなく、集って何かができるコトをつくるのが大切なのだろうなぁと思います。
しかし「まち研」のみなさん、ホントすごいです。

(コメント:門脇篤