塩竈ウォーキング(5)「喫茶バハティ」

塩竈市本町通り商店街の西の端、おさんこ茶屋の隣にある「喫茶バハティ」は地域の集いの場。照明を落とした雰囲気のある店内には気のきくママさんがいて、お客さんと会話がはずんでいます。
お店の壁がかわっていて、蔵の剥き出しの壁のようなので聞くと、5年前の開店当時、お金がなかったので内装をどうしようかとクロスをはがしたところ、もともと倉庫だったこの建物の石灰岩を積み重ねた剥き出しの壁が現れ、それが気に入ってそのまま使うことにしたのだとか。

本当にこれがすばらしく雰囲気のある壁なのです。もうこれも「まちのアート」です。

たまたまこの日、カウンターの隣の席に座った紳士は、お話を聞くと、「まち研」の役員である永井さんや阿部平さんの中学校の頃の恩師。昔のお話をうかがうと、塩竈の盛んなりし頃のようすを実に活き活きと語ってくださいました。
ときどき「塩竈がよかった頃は…」というセリフを耳にしてはいたんですが、本当に威勢のいい船乗りの方々が闊歩していた時代があったんですね。

話していると続々人が現れては消えていく本町の集いの場「喫茶バハティー」。
営業時間は11:00〜17:00(定休日:日曜・祭日)。
コーヒー400円、手づくりケーキセット550円。私のオムライス600円(セット800円)などなど。コーヒーはお店自慢のグァテマラ。℡090-2275-4083 駐車場完備。

(コメント:門脇篤)