塩竈ウォーキング(8)「タンヨ玩具店」

くるくる広場お向いにある魅力的なこのお店が「タンヨ玩具店」。塩竈っ子なら子どもの頃に一度はお世話になっている場所だそうです。
多賀城にもお店があって旦那さんはそっちへ行っているそうで、奥さんにいろいろお話をうかがいました。
古い商店街にあるせいか、骨董的なおもちゃがあるんじゃないかと訪ねてくる大人がいたりする一方、とにかく今、子どもたちの間で熱いのがカード・ゲーム。土日は「タンヨ」でカードを仕入れた子どもたちが、お店の隣にある「旧ギャルソン」で熱いバトルを繰り広げるんだそうです。

土日はそのように、おそらくは塩竈一、子ども密度の高いスポットになるこの「旧ギャルソン」、ふだんはシャッターの下りた空店舗なのですが、数年前に閉店し、その際、「タンヨ」さんが「買ってくれ!」とたのみこまれ、仕方なく倉庫にでもと思い買った店舗なのだそうです。
しかしその後、カード・ゲームがブームとなり、お店の中にゲームをするスペースを確保することも難しいことから、じゃあ「旧ギャルソン」を、ということになったそうで、今ではこのかなり淋しい商店街に、若年層の集まる数少ない場所となっています。

やって来るのは塩竈の子どもたちだけでなく、JR仙石線沿いに石巻方面からや、仙台方面、時には山形からもやって来るそうで、子どもたちの愛読書「コロコロコミック」などにその週末のカード・ゲーム大会会場が掲載されるそうなのですが、それを見て集まってくるそうです。
集いの場が少なくなったといわれる塩竈・本町通り商店街ですが、そんな新しい集いの場もあるんですね。
おもちゃの変遷などについてひととおりおかみさんのレクチャーを受けた後、お店を後にしました。

(コメント:門脇篤)