12月9日午後1時30分〜3時40分まで、
いけだNPOセンターで、
第7回「いけだNPOつながりひろば」として、
講演会【求められるNPOの自立】
講師:跡田直澄さん(慶應義塾大学:商学部教授)が、
開催されました。
メールでお知らせをいただいていたので、
午前中からの用事のあと、後半半分弱ほど
参加してきました。
先生のお話は、後半しかうかがえず残念でしたが、
いくつか印象に残ったことがあります。
・【NPO同士の連携の必要性】
〜人材交流、業務提携、M&M 垂直・水平どちらにも〜
先生曰く、NPO同士というのは、お互いになかなか協調しない。
しかし、協力・提携することで、新たなビジネスチャンスが
生まれてくることもあるという話。
最近、ずっとそう思っていたので、心の中で『そうだ!』
例えば、ファンドレイズなども、一団体でせずに
何団体かでやれば、ファンドレイジング専門家を
雇うこともできるなど。
おっしゃるとおりで・・・。
NPO同士が競い合うのは、もっとNPO全体の財政基盤などが
整備、強化されてからだと思う。
無駄な競い合いをして喜んでいるのは一体誰だろう?ってことを、
よく考えないとね!
・【地域のコミュニティ・ビジネスの担い手に】
〜民間企業との包括提携を信用力に用い、指定管理者、
市場化テストに参入し、行政のビジネス化を促進〜
行政内でやっていることを引っ張り出してCB化する。
普遍的なことは、行政がやる。
NPOは、片寄ったところをやればいいのでは?とのこと。
中間支援NPOは、この点については、どうなんだろう・・・と思いつつ。
・【稼げるNPOになる】
営利企業に負けずに、営利企業以上にコスト削減して稼いでいく。
(それは、無償ボランティアにより、削減を図るということではない)
え〜、それができればすぐにでもやっているよおって思いながら
聞いていたら、先生も、ここ数年、いくつかのNPOを立ち上げて
実際に運営しておられるとのこと。
その上で、これがいかに大変なことかは、身に染みてわかっていると。
それでも、稼げるNPOとして、コスト削減も図りながらやっていく。
稼ぎ頭になりそうな領域、収支の合いそうなところを探すのだと。
これぞ、NPOがNPOたるミッションってことでしょうか・・・。
・【食べていけるNPOになるには・・・?】
これは、かなりしっかりしたビジネスモデルをつくらないと難しいと。
一番手っ取り早いのは、ビジネス感覚のある人を見つけること!
ほほ〜。
・【お金は『不思議な所』から出てくる】
この日一番印象に残ったお話。
例えば、最近、40歳以上の成人は、健康診断が義務づけられたとのこと。
その際に、健康診断を受ける人とやる人の仲介役などをすると喜ばれる。
そこへお金がつくこともあるのでは?など・・・。
中間支援NPOとして、どうやって自力で継続運営していくか。
最近ずっと考えている・・・。
私たちにとっての『不思議な所』は・・・。