大漁旗がツリーになった日(2)

(つづき)
写真はくるくる広場横のビル屋上からのながめ。だんだんとできてきました。
このへんでお昼です。

お昼は例の鳴子からやって来た「湯治米」で握ったおにぎり、そしてこれを迎えるのは塩竈のあら汁、もつ汁。塩竈の歓楽街・尾島町の「とんとん」さんが差し入れしてくださいました。

そしてこれは鳴子の山の幸と塩竈の海の幸とが、がっちりと四つに組んだ瞬間でもありました。アートが結び、食が結んだくるくる広場・大漁旗ツリー・プロジェクト。とりあえず美味です。

椅子ひとつない場所で、火を囲みながら食べる握り飯とあら汁は、しかし何とリアルでダイレクトな体験なのでしょう。
この他、阿部平さんができたてあつあつのささかまぼこをもってきたり、みんなが精を出しているという噂をききつけてたいやきを差し入れてくださる人がいたり、商店街というのは、単に買物をする場にとどまらず、生活の場であり、人を文化を育む場であるということをひしひしと感じます。

行く人々もこの熱気に足をとめ、何をしているのだろうとしばしながめては通り過ぎます。(つづく)

(コメント:門脇篤