NHK課外授業〜ようこそ先輩「伝えよう!励ましの心」

今朝、NHKようこそ先輩、課外授業〜 ドラえもんの声でおなじみの大山のぶよさんが母校の小学校で授業をされた 「伝えよう!励ましの心」を放映していました。
とても 興味深い内容でした。

内容は、こどもたちが自分の悩みをカードに書き込んで 友達同士が励ましの気持ちを伝えるもの。大山さんは「心を伝え合おうね」という気持ちで 始めたのですが・・

・まず、全員が 自分の悩みを紙に書きました。
・それをランダムにクラスの友達と交換して、その悩みに答えてもらいました。

例えば「人前に出ると、緊張する」という悩みの友達に対して
 「自信をもてばいい。」という答え。・・・・★

それを見て、大山さんは とても驚きました。
なぜなら 書かれていたのは、こうすればいいという「テクニックだけ・・それが心配です。」と。

「(あなたは)こんな事で 悩んでいたんだね〜」と友達の気持ちに共感する言葉が 全くなかったのです。それは、クラス全体に 同じような答えの傾向が ありました。

・大山さんは 「世界の偉人になって、励ましの言葉を考えよう」の呼びかけて、
その偉人さんを選んだ理由を聞いたり、その人を調べる時間を持ってから、
もう1度 宿題にして 考えてくる事になりました。

・そして、「世界偉人サミット」の授業の日。
大山さん「どういうご相談だったんですか?」
こども(悩みは)「短気なところです。」
ベートーベンさん(こども)は、こう励ましました。
「そうですか。あなたはいつも とてもよく魚の世話をしていますね。サッカーをしている時のあなたは とても生き生きして、すごいと思います。そんなふうに 楽しい事をたくさんすれば、人のいやなところは きっと気にならなくなると思いますよ。」

さっきの★の答えをしたこどもも、今度は
「わたしも小さい頃は 人前で話をするのが 苦手でした。でもわたしも それを克服しようと思って
・・・頑張れ!!」と。

聞いていて、わたしはとても 嬉しかったです。こどもたちは、少し気持ちが抜けていることを教えてあげるだけで
こんなに優しい励ましの言葉が 伝えられるように なるんだと。

日頃は 「悩みを言い合ったりしない。」と言っていたこども達ですが、
授業を終えて、こんな感想が聞かれました。
「嬉しい気持ちになった。」
「励ます事も 大事だと思った。」
「友達って、大切だと思った。」

最後に 大山さんの言葉が 心に残りました。
「心の中の弱点は 心を込めて直さないとなおらない。
だから 心を込めて なぐさめあおう・・」と。

この番組の再放送が見られます。ご興味がありましら、おすすめです! こちらをチェック!

わたしたち大人が 答えだけをこどもたちに伝えるのではなくって、 もう少し意識をもって 心をこめた励ましの言葉を まず こどもたちにかけていきませんか。