JR福知山線列車事故、家族として・・・

一昨日は、JR福知山線列車事故から二年となる
来年のメモリアルについて、第1回目の
ミーティング。(支援者で土台づくりの確認)

昨日は、来春出版予定の「手記集」について、
小椋聡さん、神戸新聞総合出版センターの
Oさんと打合せ。

今、世間はまさにクリスマス。
ほうぼうに飾られるクリスマスツリー、
小椋さんが、「これやから、遺族が外に
出たがらんのやろうな、わかる気がする」と・・・。
何が起ころうと、世の中は、何もなかったかのように
淡々と動いていく・・・。

朝から、事故調の事実調査報告書の
発表があった。
新聞やニュースを見て分析したり、
事実調査報告とじっくり向きあいたいと思いつつ、
相変わらず、メール処理など事務作業に追われる・・・。

事故調の報告会が1月20日(土)にある。
今度の報告会には、事故に遭った子どもの親として、
あの時何があったのか、
なぜこの事故に遭ってしまったのか。
参加して、いろいろ聞いてみたい。
ところが、あいにく、主催する「まちづくり講座」の初日と
見事にバッティング・・・。

思えば、今年の4月25日の慰霊式も、
次女と家族は参列したけれど、
私はメモリアルの取組みで行っていない。

この事故の被害者(主に負傷者)支援の取組みを始めた時から、
ずっとサポートしてくださっている、
NPO法人ひょうご被害者支援センターの堀口さんが、
いつも「あなたも被害者なんだからね」と言い聞かせてくれた。
嬉しかった。
でも、ずっと心にそっとしまっていた気がする。

最近、自分も被害者だということを、
もう少し実感してみたいと思っている・・・。
来年は、メモリアルの取組みもするけれど、
慰霊式があるならば、参列したい。

来春出版予定の手記集には、家族としての手記も
入れてもらうことになっている。
一旦、書ききってはいるが、この年末年始の休みを使って、
もう一度、事故に遭った娘の家族として、
自分自身と真正面から向きあってみたい・・・。
この事故がなんだったのか・・・。
子どもとも、じっくり話してみたい・・・。