いじめ相談用封筒の活用法

こんにちは。
渡辺由美子@有限会社WAFFLE@キープラ社会貢献事業部です。

いよいよ今年も押し迫ってまいりました。
クリスマスもあっという間で、まだ準備の整っていない私は
少々あせっております。

「こどもと社会をつなぐポータルサイト Kids’ DOOR」は
来年に持ち越しの夢となってしまいました。
しかし今年は、いい出会いをたくさんいただいて、
最初はぼんやりとした思いだった「キッズドア」も
かなり実現見を帯びた形になってきました。

「やろう」と思うことが大切というのをつくづく感じています。

それと家族が健康であることの大切さもヒシヒシと。
おかげさまで風邪もノロウィルスも今のところ被害がなく
みんな元気に仕事や学校に行ってくれるからこそ、
私の仕事も進むわけです。

さて、今年の最大の関心は「いじめ」という方も多いのではないでしょうか?

いじめの調査予算が5億円ほど計上されたりと
やっと政府も本腰をいれはじめたようです。

そんななかで、千代田区教育委員会は
「いじめ相談用封筒」を区立の小中学校の全児童生徒に配布したそうです。

新聞で読んだ内容ですと、

「いじめを受けている子が勇気を出して名前や住所を明かして
相談レターを出してください」(郵送料無料)

ということらしいです。

ただ、いじめられている子はプライドもあるし、なかなかこれを出せない場合も多いのではないでしょうか?

アメリカでは、
「いじめ告発ボックス」というようなものを設けて、いじめ発見に効果があったということを本で読んだことがあります。

これはいじめられている本人が手紙を出すのではなくて、

いじめを発見した友人やこどもが、
「××学校の○○さんはいじめられています」
ということを書いて投函するものです。

ポイントは「無記名」で良い事。

いじめは悪いと思っていても、
逆に自分がいじめられるのが怖くて
いじめを発見しても誰にも言えないこどもが多い、というか「ほとんど」なのです。
「ちくった」
と言われるのが、なによりも怖いのです。
だから、無記名でいじめを報告できれば、
そこに報告して大人に助けてもらいたいと思っているのです。

確かに「いたずら」で出すこどももいるかもしれません。
しかし、いたずらかどうかは、ちょと調べればわかることです。

いたずら

それよりも、隠れているいじめをあぶりだす効果のほうがよほど大事です。

千代田区の試みはすごくいいと思うので、
「無記名でいじめを告発できる」機能も付け加えれば
完璧なのではないでしょうか?