帰って来たハトと今の私

今年の晩夏から秋にかけて、自宅兼事務所の

私のおシゴト机の前の竹の上に、

ハトの巣が出来て、そこから一羽の小ハトが

成長し、巣立っていきました。

おシゴトしておりますと、今でもたまーに

ハトが一匹、その辺りをウロウロしている姿を

見るのですが、今日は巣があった場所に

日が暮れてもじーっとしているハトがいました。

きっと、巣立ったハトに違いありません(^^)。

私はいつもその子を暖かく見守っています。

両親がいなくて、巣もいつのまにか無くなった

場所でじーっとしているハトは、一体何を思って

いるのでしょうね?

一度尋ねてみたいデス(笑)。

もしかしたら、そのハト、

寒いし、さみしいのでしょうか?だから

なつかしい「思い出の場所」に帰って来たのでしょうかね?

今の私はそう感じてしまいます。

今日は、昼間用事があったのですが、

いろいろありまして、それがなくなり、

急遽おシゴトの資料を求め

自転車で40分のところにあります、

大阪府立中央図書館(東大阪・荒本)に行きました。

ここには、地元の図書館には絶対無い

凄い本がたくさん置いています。

一日いても飽きない、ステキな場所です♪

自転車もかなりこぎますので、

めっちゃ汗だくになり、いい運動になります(^^)☆

真剣にあれこれ本を選んでおりますと

おなかが空いて来まして、

帰りしな、どこかで遅い昼食を食べて帰ろうと

思い、寄り道しながら自転車をこいでいますと、

昔よく食べていたラーメン屋さんがありましたので

入ってみることにしました。

(このラーメン屋さんはチェーン店で私はかつて

別のお店に通っていました)

昔食べた同じ味のラーメンを食べておりますと

その当時のことを思い出します。

もちろん、一緒に食べていた人も・・・。

そして偶然にも、その時代の思い出の曲が

BGM(有線)でかかり、

「昔の古き良き時代の世界」にどっぷり

ひたっていました。

一人で美味しく食べ、お店を出ますと、

めっちゃ冷たい風がビュー。

「寒いねー」「美味しかったね」って昔、言い合っていた、

その人はもう今は私の側にはいないけれど、

改めて、過去のその人とのステキな思い出や

「もう会わない」という選択を振り返って、

「ああ。何ヤカンや割り切れず、たまに

切なくなるけれど、これで良かったんやなー」って

また自転車をこぎはじめた私が今、ここにいます。

失くしたものもありましたが、

得られたことも多いですからね。

過去に失ったものだけに執着して、

悲しむのは、もう卒業です(^^)。

そういえば昨日の夕方、八尾商工会議所の玄関で

私と同世代の知人のおにいさんが

話しかけて来て下さりました。

「大橋さん?おひさしぶりです。お元気ですか?

・・・僕はあれから4キロ痩せました・・・」

確かに、前お会いした時の、スーツ姿でビシッ☆

と決めた凛々しい彼の姿はありませんでした。

私は以前、このブログで親しい方が事故で

お亡くなりになったと書いたことがありますが、

それに関してのことでいろいろあった(ある)らしく、

見るからに疲弊されていました。

世の中はどんどん流れていって、

それと同時に私たちは、どんどんいろんなことを

忘れていきます。

正に「諸行無常」ですよね。

世の中の人たちは、亡くなった方の存在や

事故のことを忘れていきますが、

私たち「仲間」や、そして何といっても

御家族の方々にとっては、永遠に消えない「傷」が

残ってしまっています。

日々生きておりますと、ふっ・・・と過去に得た「傷」を

思い出し、ふと立ち止まってしまう時があります。

〜普段はみんな「私はゲンキやで!」って

ニコニコ顔して、歩いているけれど・・・〜

「どうして今、逝くべき人じゃない人が

逝ってしまったんやろ?」そう未だにふっ・・・と

思ったりしてしまいます。

私たち「仲間」は、これから先、どんな選択をして

どんな道を歩んでいくのだろう?

消えない傷を抱えながら・・・

時々その「傷」が消えたように思える瞬間もあったりします。

「瞬間」はいいかも知れませんが、「ずっと」は

「人の道」としていけないような気がします。

「傷」はこれからも「罪」となって背負い、そして

償い続けないといけないような気がしています。

過去の「傷」や「罪」、

そして今の私の全てを、創ってくれている

もう一生逢わないであろう、大切だった人たちや

その人たちとの大切な出会いや思い出は、

いつまでも忘れずに、

「最高の感謝の気持ち」と一緒に

背負って生きていきたいです。

そうすることが、今のそして

これからの私にとって、とってもいいことだと

思っています(*^^*)。