暗闇美術館2006レポート〜まとめの会

中平です。夜7時30分。ほぼすべての作品を見終わり、全員南ホールに集合しました。これから、講評会・まとめの会を開きます。信濃美術館学芸員の、伊藤さん、渡辺さん、土屋さん、足立さんから、「見せるプロ」の立場で生徒の作品について講評をいただきました。「毎年、見せ方がうまくなっていて良い」「題名のつけ方が面白い」など良い評価を頂きました。逆に改善したほうがいい点として、「壊れやすいものがあったので、頑丈に作ったほうがいい」と指導を頂きました。参加作家のスイッチマンさんからは、「作品をまとめようとするのではなく、失敗してもいいからどんどん表現していったほしい」「こんなことやったら変かなと思うようなことや。未完成でもいいから作り続けていって欲しい」というお話をお聞きしました。その後、おにぎりとてんぷらを食べ、2時間ほどで片付けを完了し、全員下校完了しました。
長野県信濃美術館学芸員の伊藤さんから、「今年も、灯明祭りで作品を出していただきたい」というお願いを受けることとなりました。毎年のことですが、がんばりたいと思います。今年は、なんと長野市立東部中学校の選択美術も作品を出すといううわさですので、楽しみです。
さて、暗闇美術館は、多くの収穫を与えてくれました。毎年、学芸員さんや作家さんに講評していただいてますが、プロやおとなの目から評価していただくことは、実に生徒の意欲を高めます。とがびもそうですが、学校での美術教育には、教師の力だけではなく、地域や外部の協力が必要なのです。三四六の作品や協力も今年は大きな力になりました。少しの連携で大きな収穫があることを実感しました。2月の「夜のやねうら美術館」は、まさに多くの方々が見に来られ、生徒の作品を見てくださいます。楽しみです。