「りくとうアートライン」は9月から12月上旬にかけ、東北新幹線の古川駅と鳴子地域を結ぶJR陸羽東線沿線(正確には東北本線・小牛田駅と秋田・新庄駅を結んでいます)の駅や施設にアート作品を展示、アート路線化するという企画です。陸羽東線なので略して「りくとう」。芭蕉がたどったルートにもあたっており、また温泉地をぬって走ることから「湯けむりライン」の愛称をもっています(沿線のようすについては本ブログの「通い湯治132〜137および144〜148参照)。
「りくとうアートライン」では、今年の「アートin湯治」で湯治アーティストが制作する作品のほか、昨年2006年に湯治体験をしたの「第一期湯治アーティスト」の最新作および東鳴子の地元である大崎地域の地元アーティスト作品や地元の小中学生作品などを臨機応変に展示、湯治客・観光客はもちろん、日頃仕事や通学で陸羽東線を使ったり、周辺地域に住む人たちにアートを楽しんでもらおうというものです。
沿線には個性的な駅や新生・鳴子中学校、道の駅、感覚ミュージアム、緒絶の館といった魅力的な施設が点在し、時に応じて地域の中学校の文化祭とコラボレートしたり、地域のお祭りや東鳴子の他の企画「田んぼ湯治」「山守湯治」などとも関連性をもたせながら、時間的・空間的な広がりを目指していきます。もちろん、可能ならばアート列車などもおもしろいですね。
アートが、普段ではありえないつながりをつくってしまう、ということをねらっています。
(コメント:門脇篤)