2月2日(金)NPO法人、新座子育てネットワーク主催の
セミナーに参加しました。
テーマは「知っておきたい、子育て支援の最前線

武蔵浦和にて。参加無料。

今回のセミナーもたいへん勉強になり、お話しを聞いて
大いに刺激を受けました。
まずは、コーディネーターの吉田正幸さん
(「遊育」発行人兼代表取締役)のお話
し。

『ここ5年間の“子育て支援グループ”の成長は、めざましい』
この日、新座子育てネットワークは、男女共同参画を推進した団体として、
県から「さいたま輝き萩野吟子賞」に表彰されていました。

厚労省の子育て支援策は変化している。保育園に通う家庭だけでなく、
子育て家庭の約8割を占める、在宅育児中の家庭への支援を考え始めた

『今までは保育園などに子育て支援を依頼していたが、今後は施設頼みの支援センターから、
児童館型、集いの広場型に移行していく

『今後大切なのは、子育て中の親子をお客さん扱いせず、
支援を受けるだけの側から支援をする側へと伝承していくこと』
(参加者からも「支援の先には母親たちの自立」が大切。という発言あり)

『今の日本は“子ども嫌い”の社会になっている。
保育園の運動会は近所から「ウルサイ」と苦情を言われ、
電車の中ではベビーカーは邪魔にされ、賃貸の部屋を借りる時も子どもがいる世帯は嫌がられる。
子どもに優しい地域にするには、どうするか?
子どもに対する温かい視線をもってもらうには、
大人同士が地域の生活の中で人間関係を深め、子どもが身近な存在になること。
社会的排除のない社会。子どもに優しい社会は、高齢者や障害者にも優しい社会』

『子育て支援を、一つの団体が全部背負い込むのは無理。
専門分野、得意分野で連携していく。
そのためにはコーディネーターも必要だし、ボランティアの育成も大切。
知らないどうしが集まって、ディスカッションしていく中でお互いを知り、話し合いの過程の中で人間関係が濃密になっていく。その過程の中で、問題の半分は解決する。』

(報告その2「パネリストのお話し」に続く)