新座子育てネットワーク主催のセミナーに参加しました。
パネリスト2人目は
NPO法人子育てネット「くすくす」副理事長の草薙めぐみさん。
テーマは
障がい児と健常児が共に育ちあう広場”での多様な
子育て支援のあり方。

香川県で、2階建ての民家を借りて行われている、子育てネット「くすくす」の
「つどいの広場事業」について、
パワーポイントの写真を見ながら、事業の内容を詳しくお聞きしました。
(広場の普段の様子や、スタッフの数、利用者の登録や利用料、一時預かりや、
広場で開催されるいろいろなイベントなど)

この広場が素晴しい点は、利用者は“お客さん”ではなく、
“共に広場を作りあげていく仲間”であることです。

一緒にお茶を飲みながらイベントの企画を立て、
お母さんたちが自分たちそれぞれの得意分野で講師になり、
学生やボランティアとの交流しながら、一緒に活動していること。

この広場では、障がいのある子どもたちに(週1回)専門家による療育支援、
運動や遊びを通じたさまざまなプログラムを提供。
広場は、障害の有無にかかわらず、共に成長することを大切に運営されています。

善通寺市から受託した「広場事業」の他にも、「児童デイサービス事業」
母子保健事業を含めた「子育て支援総合コーディネート」事業を受託し、
インターネット「子育てほっとCOMぜんつうじ」で子育て支援情報の一元化。
また行政や子育て支援施設、障がい児療養コーディネーターや小児病院とも
連携を図り、子育て中の家庭と地域を結ぶ支援を行っています。

また、善通寺市内の中学校での「中学生と乳幼児のふれあい体験事業」の
報告も興味深いものでした。
この事業は単発ではなく、1年を通じて子どもの成長を見続けていくことに意義があり、
事業を行った中学校の校長先生は『幼児とそのお母さんとの交流は、
思春期の中学生の心の栄養になっている』というコメントを寄せられていました。
(赤ちゃんや幼児を身近に感じ、“広場”に立ち寄ってくれる中学生も増えたそうです)

いただいたレジメの中の「子育て支援総合コーディネーターとは・・・」の部分の記述は、
これからの「ハッピー!」の活動や運営にも欠かせない、とても重要な内容でした。
このセミナーは、本当に勉強になることばかりです。