先回りしないで こどもの気持ちを聞くこと〜

これから 息子は 職員の方と一緒に夕食会。さっき 出かけていく時
「その課長さん、ほんといい人 なんだよ。
もう 会うたびに 『ほんと、いつも 有難う!』って 言ってくれるんだ。」と 一言。
母も 嬉しいです。

ある1年生の男の子。人から指図をさせるのが、とってもイヤな性格です。 以前まで、お母さんは こんな声をかけていました。

「どうしたの?やりたいの?」
「どうしたの? たべたいの?」
こどもが 話をする前に 先へ先へと しゃべってしまい、男の子が 話す空間が 全くないような 状況でした。

それから、お母さんは これでは こどもの主体性が伸びていかないと、
「どうしたの?・・・」を やめて、こどもが 自分から話すのを 待つようにしました。

たとえば、以前は 喘息の薬を飲ませることも
お母さんが作って、飲むまで監視して、なかなか飲まないと 「どうしたの?飲まないの?」と言っていたのですが、

どうやったら、飲めるかを 話をしながら
お母さんが オブラートで薬を包む手順を見せて、
「自分でやってみない?」と 聞いてみると
「オブラートを買ってくれば、自分で できる。」と お子さんは 自分で決めました。

自分で決めて、納得しているので
今は 軽い声かけ「何か、忘れてない?」 だけ言えば気がついて、自分でやっているそうです。

また 咳が出たときの吸入するタイミングも、先に 指示を出さないで
お子さんが 「ママ、吸入する」の声を待ったそうです。

先回りをしないで、こどもが考える時間を もってあげることで、お子さんは だんだん安定し始めました。

例えば、今までは あそびに行くときに、玄関で見送ってから もう1度、マンションの
窓から見送らないと 出かけられなかった男の子が

玄関の見送りの時に、お母さんに
「お母さん、玄関だけで 大丈夫だよ。」と 何となく たくましさを感じるほどに
堂々と出かけていったそうです。

だんだん自分の考えを お母さんに話せるようになって、気持ちが 落ち着いてきたんですね。 
その調子!
指示命令をする代わりに、「あなたは どうしたいの?」と是非 声かけをしてみませんか?