NHK課外授業〜ようこそ先輩「故郷を歌え!」

先週の番組ですが、印象に残った事を ご紹介したいと思います。
先生役は、フォークシンガーの草分け、高石ともやさんです。

フォークソングは、「当たり前の自分を歌うんです」という高石さんは 母校の
北海道の雨竜小学校で、「故郷を歌え!」という 授業をしました。

「今の子どもたちは、声を出してない。楽しい声がでて 初めて 楽しいとわかる。
体が響くのが 出てきてない・・。」

そして、高石さんは みんなの前で「おはようございます。」を 見せます。
はじめ、小さな声で・・ 何か、気持ちが伝わっていません。
次に、意味なく大きな声で・・・すると、

「わっと 元気がもらえる。声が響くと まわりが 変わります。」

それから、雨竜のいい所をみんなから 集めて、それをつないで 歌を作りました。
みんなで 歌うと、子どもたちの笑顔が いっぱいに 広がります。

それから、一人ひとりに 「雨竜に生まれて思うこと」と作文に書いてもらいました。
ステキな作文が ありました。
高石さんは、それを読んでもらって 歌にしようと思いました。 ところが・・・・

心にしまっておいたメッセージは、みんなの前で 発表する事には 抵抗があり、
時間が 必要でした。

そこで、高石さんは 生徒さん一人ひとりと 向かい合って、それぞれの作文を見ながら、話を聞いて 気持ちを確かめることに しました。
「さっきは、ごめんね。 気がつかないで やっちゃったから。
あれも すごい 心の詩です。」

そして、1対1で 大きな声で 作文を読んでもらって ギターの伴奏をつけました。
こどもたち 「気持ちいいー!」「すっきりする!」

高石さん「みんなの前で 読むのは いや?それを聞いたら、農業をやってる人は 元気になるよ〜。」

翌日は 雪の積もった校庭で・・
一人づつ 作った作文を みんなの前で 伴奏に合わせて、大声で 読みました。
「空に向かって。 自信を持って! きっと、できるから!。」

自分を出せなかった 女の子も、少し恥ずかしそうに でも笑顔で 発表しました。
「うま〜い!できました。 ちゃんとできたね。イェ〜イ!」

最後に 高石さんは こんな歌を 作りました。
♪ぼくは いい故郷に帰り、 新しい人と 一緒に歌えば 雪が舞う雨竜。
ぼくは 振り返る。 君は 未来を見る。
今日の日の 出会いに ありがとう 雨竜 ♪♪

読んでくださって ありがとうございました。