今年の冬はまれに見る暖冬。ここ池谷も、二階まで雪で埋まった昨年がうそのような光景です。そんな中、1月19日〜21日の週末に第1回スノーバスターズが行われました。

村の共同車庫を村のお父さん達と協力して除雪します。まずお父さん達が屋根の上に上がって雪を地上に落とします。それを待ち構えるボランティアの皆さんが次々と雪を運び去り、道路の脇に集めます。皆さん慣れない雪に悪戦苦闘。排水溝から突如水が溢れ出して水浸しになるというハプニングにも見舞われ、雪かきの苦労を骨身に感じた一日でした。あくる日は、村の新年のお祭り「どんど焼き」が行われ、村人とボランティアとの交流会となりました。

毎年、冬になると雪との格闘の毎日ですが、今年は過ごしやすい日が続いています。しかし、不安は春に雪が解ける頃にやって来ます。池谷のコシヒカリは、そのすべてが天然の湧き水によって育てられています。このまま積雪量が少ないと、夏に棚田を満たす湧き水が足りなくなってしまう可能性があります。村の人も「去年も異常だったが、今年も異常だ」「今年の夏は、水不足になるんじゃないか」と不安を口にしています。

池谷の宝物である湧き水とお米。地球規模の気候変動の影響が、ここ池谷の生活にも影響を与えるかもしれません。