隔月の奇数月の第3金曜日に勤ぼら会という異業種交流会があり、そこの幹事をしています。
偶数月の第3金曜日は、その幹事会が開かれます。
今回は、7月の勤ぼら会で講師をお願いする予定の、ろう者(全聾)の塩野谷さんが、幹事会でプレ講演をしてくださいました。
ろうの方はうまくしゃべれないので、ホワイトボードでの筆談とパワーポイントというハイテクで講演。
とても勉強になりました。
聾唖(ろうあ)者・・・聴覚しょうがいとしゃべれない人(言語習得前8歳以前に聴覚しょうがいになった場合)
聾(ろう)者・・・聴覚しょうがいのみ
ろう者は車椅子、白い杖、のように、周囲の人がハンディキャップをもつことが外見からわかりにくいので、しょうがいの中でも福祉やバリアフリー化への配慮が遅れてしまっているそうです。
塩野谷さんは、人の話し声はまったく聞こえないけど音楽は別で、クラシックなどをヘッドホーンで聞いているそうです。(%音符2%)(%CD%)
映画も大好き!
でも、アメリカではろう者のために英語の字幕が出る映画や、青色発光ダイオードで字幕を映す設備などある映画館が40箇所あるそうですが、日本にはまったくない。。とのこと。
情報が伝わりにくいというハンディキャップがあるので、災害時、緊急時なども危険です。
以前、ろうの方は、いきなり後ろから腕をつかんだりしてはいけないと、災害時の注意で読んだ事があります。びっくりしてしまうから。
ユニバーサルデザイン(しょうがいの方たちも安心して暮らせる)の建物の設計のひとつとして、エレベーターの扉を透明にするという話もお聞ききしました。
それはなぜか・・・。
緊急時にエレベーターがストップしてしまっても、緊急電話や警報ブザーが使えないため、状況把握やフロアなど外部との連絡がとれません。
扉が透明であれば、手話などでコミュニケーションが取れたり、内部に人がいることが音を通じてでなくてもわかるからだそうです。
本当に説明を受けて、初めて気づくことがいっぱい。
7月の勤ぼら会に、みなさまぜひおいでください!