古材文化の会 事務局のある京都市東山に東福寺はあります。
東福寺の名は奈良の二大寺「東大寺」と「興福寺」にちなんでつけられたとのこと。
三門を入ってすぐの左側に東司があります。
東司は今でいうトイレですが、禅僧にとってはトイレに行くのも修行のひとつで、細かな作法があったそうです。
浴室は山門の東。お風呂に入れるのは「4」と「9」のつく日、それも時間は線香1本が燃えつきる間…。
トイレも修行ならお風呂も修行。お経をとなえながら入っていたそうです。
いわいる「サウナ風呂」で、時々薬草なども使用したそうで、さながら「ハーブミストサウナ」といったところでしょうか。。
水も貴重なら薪も貴重で、お湯を沸かすとなると膨大な量の薪が必要になり、
東山の山々が禿げ山になってしまいます。いまでいう「エコロジー」の精神があったのですね。
東司、浴室はどちらも重要文化財で3月18日まで公開されています。大人は600円です。
お風呂とトイレがのぞけて、600円です(問題発言…かも!?)
ご興味のある方はこの機会にぜひ。