野田さんたちとお別れした後、
自転車で20分くらいの
今晩宿泊している11番霊所「藤井寺」側にあります
アットホームな旅館に行き、チェックイン。
そして藤井寺を参拝。
わびさびのある、とってもステキなお寺でした♪
それから、ネットで見つけた「いやしの舎」という
お遍路さんが無料で泊れる場所を見学しに行こうと思い
自転車で向かったのですが、途中で道が
分からなくなってしまい、スーパーから出てきた
おばあさんに道を尋ねますと
「私よくそこ行くけん(※「けん」は徳島弁らしい。
めっちゃカワイイ♪)、案内してあげるよ。運動にもなるしね。」と
ナントそこから一キロある場所まで
自転車で一緒について来てくださりましたっ☆
ゆっくり走られるおばあちゃんの速度に合せて
いろんなことをお話していました(^^)。
おばあちゃんやこの町の昔のこと、
おばあちゃんの普段の生活や健康法・・・
そして、その場所に着きました。
そこの無料宿泊所は、「鴨の湯」という温泉の敷地内にあり
私はその温泉に入ることにしました。
おばあちゃんは、私が昼食を食べてないことを
知ると、さっきスーパーで買ったばかりの巻寿司を
たくさん分けてくださりました。
おばあちゃんは、「私、ちょうど2個しかいらんけん、
残り全部あげるよ〜!」ってめっちゃ満点の笑顔で
おっしゃっておられました。
そして、温泉の受付まで案内して下さった後、
「ごめんね。小銭、ちょっとしかないけんど、コレ」
と言って、私の右手に、おばあちゃんの両手と一緒に
100円玉が二枚あって、それを私を乗せて下さりました。
(※四国・お遍路道では、お遍路さんしている人に
「お接待」という、モノやお金などをあげたりする風習があります)
私はお礼にと、自分が描いた絵のカードを
差し上げようと、おばあちゃんに
わたしたのですが、いったん両手て受け取った後、
「気持ちだけいただきます。ありがとう」と言って
カードを返されました、そして
「私、絵はかけんけど、書はそれなりに書けるけん・・・」
と言って、ひらがなの「す」はこう書くもんだよーって
やさしく教えてくださりました。
そのおばあちゃんと別れた後、ひとり
温泉に入ってますと、そのおばあちゃんをはじめとして
いろんな方々のやさしさや愛情が思い出され、
一人、目頭を熱くしておりました。。。
〜つづく〜