課外授業〜ようこそ先生「ふるさとを持って世界を征す」

きょうの先生は 能登半島 七尾市の小学校の先輩
ケーキ作りをする 世界的なパティシエ 辻口博啓さん。

ケーキ作りをする 辻口さんが 子どもたちに伝えたかった事は
「ふるさとは 自信を持って過ごす意味のある 町なんだよ。」という事。
「七尾には 一番大切なものがある。
誇れる素材が 眠っている。宝があことを 伝えたい。」と。

さて、授業では こどもたちは 外へ出かけていって、故郷の食材集めから 始めました。
たとえば・・
地元名産の かきもち。 おぼろ昆布。
しょうゆ。 豆乳。 中島菜(血圧を下げる辛味の菜っ葉)

そして、それらの 素材で どんなスイーツが作れるか、アイデアを出しました。
かきもちサンド。 豆腐のムース。 中島菜のロールケーキ。

こどもたちのアイデアを すべて聞いてから 辻口さんは 新しい七尾のスイーツを
考えました。
名づけて「七尾ドラ焼き」

豆乳入りの皮に、あずきと中島菜のクリームをのせて サンドになっていて、
みんなのアイデアが 集まって、1つの形になりました。

次は その小さな一口サイズの ドラ焼きの皮を200個分400枚、みなで焼いて
サンドにして 完成。
全員で リヤカーにつんで 七尾の街へ 出かけ、「七尾ドラ焼き」を街の人に 食べてもらいました。

「中島菜の?苦くない?」 「すごい、すごい!」「おいしい!おいしい!」
中島菜をくれた農家の人も 「うん、うまい。」の声。

辻口さん「こどもたちが 素材を集めて アイデアを考えていく そのプロセスの
中から 素材への愛情、素材を 大事にする気持ちが出来てきます。」

「自分が 生まれたルーツに 敬意を持つ事が いつか 自分を救ってくれる。
ふるさとは、どこでも 生きていける人間を作る。」 その言葉が とても心に残りました。

番組を見ていて、子ども達の 心の豊かさや 故郷、あるいは 何かを大切に
する気持ちは、 大人から こどもへ かかわりと言葉を通して 伝わっていくんだな〜
と感じました。

こどもたちの 豊かな心が広がっていくように・・・・
あなたが こどもに伝えたい 大切なことは何か、考えてみるきっかけになれば 嬉しいです。
故郷を愛する気持ち、自然を大事にする気持ち、何がありますか?
親子の会話が テストと勉強、早くする事だけに なりませんように・・
休日の1日 どうぞ楽しい会話を してくださいね。