「佐賀のがばいばあちゃん」

Cちゃんから借りて読みました。
小学校時代の島田洋七を育てた祖母の
前向きな貧乏話が書かれています。

毎年運動会に日の丸弁当しか持って行けなかった洋七に
担任が、お腹をこわして弁当が食べれないから
自分のと交換してくれと言いにくるのですが、
そのことが毎年偶然だと思っていた洋七に
「人に気づかれないのが本当の優しさ、本当の親切」と
教えます。

「東京タワー」では母親の息子に注がれるたっぷりの愛情が
描かれてはいるものの、
それが少し甘やかしすぎたり優しすぎたり
息子もまた勝手過ぎたり、いい加減すぎたりして
何かすっきりしなかったんですが、

「がばいばあちゃん」では、ばあちゃんが自分の生きる姿勢を
伝えているだけで、最大の愛情に感じて 
私はやられてしまいました。(%涙%)(%涙%)(%涙%)(%涙%)
 
私の一番好きなばあちゃんの教えは、
「悲しい(つらい)話は夜するな 昼間にしろ」 でした。

今年初めにテレビドラマでも放送されたので、
(実は、私は見てませんでしたが)
私が読んでいると ドラマを見た末っ娘がやってきて
がばいばあちゃんのエピソードを色々としゃべってくれまして
最後は (洋七が)カケオチするんだよ!と言いました。

えっ そうなん?!
本では中学進学で広島へ行くことになり、
二人が別れるシーンで終わっていたので参考になりましたが、
この子 カケオチって言葉知ってるんやー(%ショック女%)
というのも参考になりました。