初めて 何かをする時は、大人でも どきどきどきしたり 不安な気持ちに
なることが あるかと思います。

以前、TVで小さいこどもの「初めての おつかい」を放送していたことが 
あったことを 思い出しました。
小さい心に どんな気持ちが いっぱい詰まっていたことでしょう。
気持ちって、1つでは ありませんから・・・不安だけじゃなくって、逆に 
期待もあったり、新しいことをする わくわくかんと どきどき感も あるかも 
知れません。

この初めての体験は、その感覚が 味わえるくらいに ちょっと難しい、ちょっとチャレンジが お勧めです。
できて 当たり前の年齢では、自分も 感動が 少ないですから。

さて、わが家の娘は ここ2日ほど、久しぶりに 大騒ぎ。
そのわけは、1回は 長かった自分の前髪を 家で 自分で切ると決めて、 切り始めた その時間。

緊張が 伝わります。自分で 下準備をして、鏡の前で はさみを手に・・
「あ〜切っちゃった〜。 難しいんだよね。 失敗したら どうしよう。 おかっぱは やだよー。」

もう1回は、アルバイトをしたくて、迷っていた時。
「もう、お母さーん、どうしたらいい?」 「お母さん、どうしよう〜?」
何度も 何度も そう言いました。
もう1歩 踏み出していく 勇気がほしい〜 一人では、自分の気持ちを 落ち着かせられなくて、迷いがとれなくて しゃべるしゃべる・・。

初めての気持ちは、今までの安定した気持ちから 1っぽ 飛び出ることで
気持ちは 不安の領域に 入ります。
そういう時って、人は 誰かに その気持ちを話すことで、少し ほっとできたり
励まされたり 押されたり・・。そんな ご経験は ありませんか?

本当は、ぱっと押そうかとも 思いましたが、耳を傾けて 聞いていると、娘はすごく 真剣なんです。
初めてのこと、ですから。
それで、わたしも 穏かな口調を意識して、 ゆっくり 話を 聞く事にしました。
大人が考えると 何でもないことでも、こどもは 初めてでは そうはいきません。
同じ目線で それを 理解してあげたいですね。 

「初めての経験」を たくさん させてあげたいな〜と 思っています。
2回目からは 少し できるようになって、3回目からは・・とだんだん スムーズに
できるようになります。
うまくいく コツや 方法が 身につきます。
それが 1つ1つ 成長につながっていくことでしょう。

もうすぐ入学式や 入園式の お子さんも いらっしゃることでしょう。 おめでとうございます。
あたたかく 「大丈夫よ。」と送り出してあげて くださいね。