2007年4月から、ジャパン・プラットフォーム様のご支援のもと、南部スーダンにて学校水衛生改善事業を開始します。
20年にわたる内戦を経て2005年1月に和平合意が締結された南部スーダンでは、370万人の国内避難民と35万人の難民が帰還を開始しています。
JENは、ウガンダやコンゴ民主共和国からの難民の主な帰還先となっている中央エカトリア州テレケカ郡とラニャ郡にて、学校衛生教育事業を実施します。78校(生徒10675人)に衛生教育に関する教材を配布し、先生に教材の使用方法を学んでもらい、生徒に対して劇などを通じた衛生教育セッションを行う予定です。学校の教材開発や先生のキャパシティービルディングを中心に据えることで、今後学校レベルで先生が日常的に衛生教育を行う体制を整えるための支援を実施していきます。
また、中央エカトレア州には井戸やトイレが併設されていない学校が多く、生徒が川の水を飲むなど安全な水へのアクセスがなく衛生状況が悪い中で子どもの下痢が多発していることから、学校に井戸を掘削しトイレを建設することで、子どもたちの健康改善を図っていく予定です。学校に委員会を作ることで、完成後も学校側が自主的に施設の維持管理を行えるようにする予定です。
JENはスーダン支援のため、募金を受付けています。みなさまのご理解、ご協力をお願い致します。