皆さんこんにちは。ジェンアフガニスタン事務所長の柴田哲子です。
アフガニスタンにもようやく春がやってきました。パルワン州でも、桜の花や鮮やかな色の花が咲き始めています。雪を頂いた急峻な山並みを背景に、芽生え始めた緑と花々を見ることは、長く厳しい冬の後では格別なものです。
JENは、現在パルワン州の4つの地域で飲料水を供給するシステムを作っています。パルワン州では、殆どの家庭に水道が設置されていないため、多くの人びとが排水で汚染された川や遠く離れた井戸に飲料水を頼っています。また、水を汲む作業は、多くの場合子供たちの仕事になっています。
しばしば、自分の体と同じくらいの大きさのポリタンクを、ロバの背に乗せたり、一輪車に積んだり、時には手に持って、休み休み運んでいる子供たちを目にします。そしてそれらの仕事は、一日に何度も繰り返されます。
このような状況を改善し、衛生的な水を供給することによって様々な疾病を予防するために、この事業を開始しました。
次回は、飲料水供給事業の内容を詳しくお伝えしたいと思います。