事故情報の公開と共有—その4 「九電の光と影」

ネットIBという、企業経営に関する情報をネットで発信してる会社が福岡にある。企業の信用調査やマーケティング、経営コンサルタントなども行い、「ネットIBチャンネル」で動画配信も行っている。経営主体は株式会社データ・マックスといい、福岡市博多区に本社を置く。
その「ネットIB」に「記者団コラム」というコーナーがあり、「九電の光と影」を連載している。3月30日から始まった連載は「九電工の不祥事で九電本社にも波紋が広がる」が2回、「再び拡大路線へ」が1回、「自由化が多角化を促進」が2回、「電力業界の闇」が6回、そして「原子力発電推進への布石」が10回にわたって掲載された。
これら一連の記事を読んでいくと、事故の発生の要因、事故隠しの体質など、電力業界のそれこそ「闇」が明らかになってくる。
ネット情報という新しい媒体は、この欄でも紹介した「新宿情報局」やインターネット新聞(JANJAN)など、大小さまざまに活発になってきた。大マスコミの情報誌やネット配信にはない機動性を強みに、ますます活発化することが期待される。

ネットIB
http://www.data-max.co.jp/index.htm