第154回月例フォーラム—市区町村の市場化テスト(訂正)

5月2日の当欄で、第154回月例フォーラムの案内をしましたが、中野区の条例は廃案になっていました。お詫びして訂正します。

■ 第154回月例フォーラム
▽ テーマ:市区町村の市場化テスト
▽ 講 師:菅原敏夫(地方自治総合研究所研究員)
▽ 日 時:2007年5月17日(木)13:30〜16:00
▽ 参加費:1000円(会員は無料)
▽ 会 場:中野サンプラザ7階研修室7
▽ 主 催:(社)東京自治研究センター

市区町村の市場化テストは、現在次のような状況にあります。
足立区:公共サービス改革条例を制定し、総務省と協議(協議は不成立、2007年度実施は断念)
杉並区:(仮称)行政サービス民間事業化提案制度により、2006年度に提案募集(2007年度より本格実施)。提案35件、3事業を採択(可能であれば2007年度実施)
我孫子市:提案型公共サービス民営化制度により、昨年度第1次募集。提案79件、採用34件(うち3件は2007年度実施)
横浜市:横浜型市場化テスト(仮称)ガイドライン素案を提起。
高浜市:民間提案型業務改善制度により、2006年度募集。提案29件、採用15件(うち、新たな業務委託・民営化6件)
和歌山市:新しい制度の検討に向け、「和歌山市業務の民間委託に関するアンケート調査]を実施

そもそも、何をもって「市場化テスト」というのかということは、市区町村の現状をつぶさみ見れば理解可能だと思います。事業を公表し、民間事業者から提案を募集する手法、これを募集提案型と定義すれば、この手法は今後他の自治体に拡大することになるのかどうか。市区町村の「市場化テスト」の行方を左右するものになると言っても過言ではありません。
多くの皆さんのご参加をお待ちしています。