紛争地帯 命がけの学校

標的となる傾向強まる ユネスコが警告

国連教育科学文化機関(ユネスコ)は
報告書「攻撃にさらされる教育』を発表し
教育機関を紛争から「聖域化」することを提唱
そのための努力を国際社会に求めている

報告書によるとイラクでは戦争後も内戦状態が続く中
昨年75%だった小学校の出席率が今年は30%に下落
国外に昨年逃げ出した教師の数も一昨年に比べ倍増し
学校は崩壊状態という

バックダッドのスンニ派地域では誘拐を恐れて学校は空っぽ
大学も狙われ07年1月だけで殺された学生の数が100人に達した

アフガニスタンでは教育機関を標的にした爆破事件が
05年の11件から18件に、焼き打ちが50件から66件に増加
児童生徒のうち10万人が通学をあきらめた

ネパールでは02年〜06年に79校が破壊され
パレスチナ自治区では00年以降
イスラエル軍に43校が占拠された

コロンビアでは00年〜06年に教師310人
タイでは04年〜06年に教師71人が殺され
130校が焼き打ちにあった

ユニセフによると世界の未就学児童の40%が
紛争国のこどもたちだ
学校への武力行使が貧困と並び
学校に行けない子どもを生む要因になっている

・・・・・・あらためて日本の平和に感謝すると共に
世界の子ども達にも思いをはせなければならないと思います・・・

<チゴユリがひっそりと咲いていました>