スタッフ うづです。
昨年度のアース・ビジョン大賞作品
パレスチナのアブドゥッサラーム・M・A・シャハーダ監督の
「レインボー」の上映会が決まりましたので、お知らせしますね。
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【パレスチナ緊急支援のための特別企画】
パレスチナ映画『レインボー』上映と講演
●日時:6月9日(土)午後6時45分(開場6時30分)
・午後6時45分7時26分 『レインボー』上映
・午後7時30分8時30分 岡真理さんの講演
『占領とは何か パレスチナの占領と私たち』
・質疑応答など
(午後9時頃 終了予定)
●会場:ひと・まち交流館 京都 第4会議室(3階)
(河原町五条下がる東側)
案内:http://www.hitomachi-kyoto.jp/access.html
京阪「五条」駅下車徒歩8分/地下鉄烏丸線「五条」駅下車徒歩10分
会場TEL:075-354-8711
●参加費:一般1000円・学生500円
●主催:ピースムービーメント実行委員会
●問い合わせ:
TEL:075-751-0704(山崎)夜間21:3022:30
E-mail:ANC49871@nifty.com
※本上映会の収益は、かかった経費を除き、パレスチナ・ガザで
活動するNGO(JVC・日本国際ボランティアセンター)に
全て寄付します。
●作品紹介『レインボー』
(「第14回地球環境映像祭」2006年度アース・ビジョン大賞受賞作品)
(2004年/パレスチナ/41分/ビデオ)
プロデューサー:ラマタン・スタジオ
監督:アブドゥッサラーム・シャハーダ
イスラエル侵攻下のガザ。
その過酷な現実を詩的かつ象徴性豊かな映像で表現し、
2006年3月、第14回地球環境映像祭でその芸術性が高く評価され、
アース・ビジョン大賞を受賞。
占領下で破壊され、奪われ続けるパレスチナの人々の生活と生命。
その痛み、悲しみをレンズに焼きつけるかのように、カメラはまわる。
○監督紹介○
■アブドゥッサラーム・M・A・シャハーダ監督
パレスチナ出身。ロンドンで映像について学ぶ。
この作品は、2004年5月、イスラエル軍がパレスチナ南部ラファ地区の一般
市民の住居を破壊し、多数の死傷者を出しながら侵攻、強制退去を迫った、
「レインボー」作戦に取材している。パレスチナで生まれ育った監督はラファ
に赴き、破壊された住居を見、狙い撃ちされ攻撃の犠牲になった子どもたちや
人々の家族の言葉を聞く。犠牲になった人、一人一人の顔を象徴する砂のレリ
ーフを作る芸術家の言葉や何度か登場する海の映像など、深く人の心に届く深
みのある映像作品である。
「犠牲者一人一人に顔があり、生活がある。そのことを伝えたかった。ガザ
はイスラエルの占領状態が続いており今も状況は過酷だ。だが日本でこの問
題について多くの人が関心を持ってくれていることに驚き感謝している」
○講演者紹介○
岡 真理(おか まり)
京都大学大学院人間・環境学研究科教員。現代アラブ文学。
学生時代にパレスチナ文学に出会い、以来、パレスチナ問題に関わる。
現代世界に生きる人間の普遍的思想課題としてパレスチナ問題を考える。
『棗椰子の木陰で第三世界フェミニズムと文学の力』(青土社、2006年)
『彼女の「正しい」名前とは何か』(青土社、2000年)、
『記憶/物語』(岩波書店、2000年)など。