地域の採りたて野菜を半調理食材として移動販売を実施

以前、大阪豊中で加工工房(厨房設備)で食品開発していた時、
近所のお年を召した方が来られ、食品を分けてほしいとよく来られました。
すぐそこに生協ショップがあるのですが坂を上がるのがしんどいとのこと、

またお電話でのお問い合わせで、お年のご両親に野菜等の宅配を業者に
頼んでいるのですが、一つの野菜が大きいので大根の半分は使わないまま
腐らせているので、とのお問い合わせ等が寄せられていました。。

以前からの高齢者の買い物難民問題ですね。その後下記のように国も手を打っているのでしょうが、根本的にはなかなか解決されていないのではと思っています。

・・・・・・・・記・・・・・・・・・・・

経済産業省では、今年の1月より新規の買い物支援事業に
対し、費用の3分の2(100万〜1億円)の補助を行う
ことになりました。

さらに、同省では、幅広く地域での買い物支援を促す方策として、
全国で実践される20の先進事例や支援のポイントなどを紹介する
事例集「買い物弱者応援マニュアル」を作成。

こちらからPDFで見られます。
→http://www.meti.go.jp/press/20101210002/20101210002.html

買い物支援の工夫の例 (経産省のマニュアルより)

・店舗まで徒歩で買い物できる半径500メートルの円を描き、空白
地区で移動販売を実施

・大都市中心部などの買い物が不便な地域では、小さな店舗で家賃を
抑え、小分けした生鮮品をそろえて休日や夜間も営業

・団地の共用部分や空き店舗を利用し、住民組織などが食料品などを販売

・店舗への送迎バスを、病院や役所に行くときも利用できるよう開放

・高齢者の生活支援や見守りなど他の行政施策を買い物支援にも活用する

当 丹波ふるさとネットでは規格外品等をレシピごとに半調理食材に加工し
移動販売での御用聞きに回る企画をしています。

食材の無駄を省き、最後まで好みの味付けでお好きな器に盛っていただいて
食べる喜びを奪わない高齢者対策が必要ですね。

農業主導型の6次産業化事業の一環に可能性を追及していくつもりです。
また詳しくはご報告します。