今年度4校目のキャリア教育がスタート。
K中学校は1年生での実施。
「働く」ということは生活費を稼ぐということももちろん目的のひとつですので、生徒たちに、一人暮らしをするのに1ヶ月に必要な金額を考えさせます。
まず、何にお金を使うか、と考える時点で「食費・家賃・服」は出てきても、水光熱費、電話代、娯楽費、医療費、交際費、日用品費、などなどはなかなか出てこないので、
「朝起きたら何をする?何を使う?ということから考えてごらん」
食費もいくらかの見当がまったくつかないので、
「パンが1つ100円、ジュースが100円、これを1食として、1日3食同じものを30日食べたらいくら?」
考えた費目の金額を足して発表させると、下は5万円台から、上は100万を越すような回答も!
そこで、総務省の統計から、30歳以下の独身世帯の生活費の金額を資料として提示。
そこには、所得税や健康保険料などは別にして、1ヶ月約19万という金額が。
それを見た生徒の感想がまたおもしろい。
自分で考えた金額が安かった生徒は「そんなにかかるんだ」
でも、高額だった生徒は 「思ったより安い」
おいおい、でもそのお金は天から降ってくるわけじゃないんだよ。
そこで、19万円を時給750円のファストフード店アルバイトで稼ぐにはどれだけの時間がかかるか、という話へと発展させていくのであります。
byさ&たの天敵