こんにちは。プロジェクトサブリーダーの1回生の野崎萌里です。今回は6月20日にアサヒビール大山崎山荘美術館で行われた展覧会「花咲くころ」のオープニング・レセプションについて報告します。
レセプションは20日夕方に開催され、私たちはアートフェスタin大山崎町2007を代表して参加しました。直前に授業があったので、月沢リーダーの可愛い小さな車で現地へ急行。私はレセプションがどんなものかわかっていなかったので、先生や先輩にいろいろ教えてもらいました。
美術館に着くともう、挨拶が始まっていました。スーツやドレス、正装した人たちばかりで、私は今まで経験したことのない緊張を感じました。テーブルにはアサヒビールがずらっと並んでいて、挨拶の後に乾杯があり、みんなで乾杯をしました。もちろん、私はウーロン茶です。
会場の雰囲気にも慣れてきて、一息つこうとお茶を飲もうとしていると山下先生が到着。教育委員会の人とお話をするということで、お茶を飲む暇もなく急いでベランダに出ました。教育委員会の人に今回の企画を説明し自己紹介をしました。先輩が名刺を渡す姿は、まるで本当にビジネスみたいで大人な感じがしました。
そうこうしていると部屋で月沢リーダーのプレゼンテーションが始まりました。私は以前から月沢先輩が堂々としているのを尊敬していました。しかし、そんなしっかりしているリーダーでも今回のプレゼンは少し緊張しいるのが伝わりした。このレセプションにリーダーが来られなかったら、私がこのプレゼンをしないといけなかったことになっていたので、本当に助かりました。
プレゼンも無事に終わり、再びプロジェクトのみんなで挨拶まわりです。大山崎町の町長さんとは、ファッションショーや竹ドームの企画について話しました。町長さんは親切でユーモアがある人で、私たちに良いヒントをたくさんくれました。また、大山崎の住民の皆さんと特に交流を深めることができました。温かい住民の皆さんのお話のをきいて、私の緊張もだんだんほぐれてきました。なにより、会場の皆さんが私たちの企画を快く聞いてくれて大賛成して下さったことに嬉しくてたまりませんでした。
挨拶も終わり、ASP学科の先輩たちと新館の展示品を見に行きました。その中でも須田悦弘さんの『睡蓮』が美しくて、みんなで見とれてしまいました。私は金沢21世紀美術館で一度、作品を見たときから須田さんの花が好きで、また本物をこの美術館でみることができたことに感動しました。会場には私たちがアートパズルにするモネの『睡蓮』も飾ってあり、この美術館にとても似合っていました。
今回の展覧会に出品しているもう一人の作家、澤登恭子さんは映像作品を出品されていて、新館で投影されていました。その迫力に私は茫然としてしまいました。ちょうどその時、澤登さんご自身が会場にいらっしゃいました。澤登さんは、この『献花−花を産む』についてお話くださいました。興味深いお話に耳を傾けていると、閉会の時間がきてしまいました。こうしてレセプションが終わり、無事会場をあとにしてみんなで電車で帰りました。
私はこのレセプションで社会的なマナーや人とのつながりを強く感じました。そして、私たちの企画に対する会場の皆さんの心の温かさに感謝の気持ちでいっぱいになりました。私はこの企画によって大山崎がより活気の出る、人と人のつながりを大切にする町になるように、自分の仕事を精一杯がんばろうと思います。