アーティスト紹介!其の壱

三津を舞台に様々なプロジェクトを仕掛ける「アートバトルin三津浜」ですが、参戦するアーティストってどんな人?

トップを飾るのはこの方。「顔のクローゼット」のhiderinoさんです。

Q.あなたの一番古い記憶は?
A.2歳くらいのときかな?走っていて電柱に頭から突っ込んだ。

Q.あなたの記憶がすべて失われたとき、最後に残っている(残って欲しい)記憶は?
A.記憶が失われても手の感覚があればそれでいい。
記憶はほっといてもちょっとずつ整理・変容してるんだから、
手に残る感覚が変わっていなければまだ以前の自分とそう変わらないと
思えるんじゃないかと。

Q.あなたにとってアートとは?
A.こういうことを考えることはほとんど無いので、的外れかもしれないけれど、
作品作りにおいては「開放」。完成した作品については「通過点」。
定義すること自体にはあまり重要性を感じないかも。

ここでちょっと休憩!hiderinoさんは、松山でTシャツショップgrass green closetを経営。
そこの看板顔「豚顔君」です。

Q.あなたが最もリスペクトするアーティストは?
A.特に個人を崇拝するような部分はないけれど、ピーター・グリーナウェイの映像作品は大好き。
ミーハーか?(笑)

Q.最近、見た作品で印象に残っているものは?
A.グレゴリー・コルベールと坂茂による「ノマディック美術館」と、ashes and snow
ま、一番最近見たものだから印象も強いよね。

Q.あなたの最も心に残る作品は?
A.映画になっちゃうけど、「プロスペローの本」猛烈にファッションの勉強をしてた頃に見たからかも。

Q.あなたの心に残る作品の共通点は?
A.共通点か・・・わからん。

Q.日本の美術教育について一言!
A.美術教育を受けたことが無いのでわからないけど、学校に行かなきゃ出来ないことがあるなら
そういう部分に特化すればいいんじゃないかと思う。

ここでも休憩!これはhiderinoさんの作品「フラワーベア」です。

さて、さて、質問はまだ続きます。

Q.あなたにとってアーティストとはどんな人?
A.ある種のコミュニケーションに特化した人かな。口頭や文章での説明無しに見た・体験した人の心に何かを起こすことが出来るんだから。

Q.死ぬまでに見ておきたい作品は?
A.万里の長城とか、メテオラかな。アートじゃないとか言わないで下さい。

Q.昨今のアートを取り巻く事情はどうですか?
A.僕自身は何かに取り巻かれていないのでよく分からないけど、何かとカテゴライズすることで安心する人たちにとっては、理解できない表現方法が増えてきてるような感じがあるので、アート周辺の人たちがそれを理解しやすくアピールする機能を持てばもっと楽しくなるんじゃないかな?

Q.あなたは、三津浜を知っていましたか?
A.松山に来てすぐの頃に散歩してから知ってます。居心地のいい町だな〜と。

Q.三津浜で最も印象&記憶に残ったものは?
A.ドライドックがかっこいい。

Q.三津浜で実施するアートプロジェクトのキーワードは?
『顔のクローゼット』で、僕が大事にしたいのは参加してくれる人とのコミュニケーション。でも8月は暑くなりそうだからなぁ;
どうなるにせよ、参加してくれる人たちと僕との会話や出会いみたいなすべてのプロセスを含めてひとつの作品になると考えています。

Q.三津浜にアートの花は咲きますか?
A.土とか水とか太陽があれば花は自然と咲くもの。人知れずひっそり咲く花になるか、たくさんの人に愛でられる花になるかは育てる人次第。毎年花の季節が楽しみだといわれるようになれば素敵です。

お疲れ様です。
hiderinoさんと出会えるのは、8月5日の花火大会の日。
アート蔵で会いましょう!!

(fujita)