6月23日養成講座のご報告

13:00〜15:00「伝統建築と防災計画」益田兼房講師
15:00〜16:00「家具の技法」かつみゆきお講師
益田講師のお話の中で「日本の制度では、文化財に予算がまわってこず、未指定の建造物が多くあり、震災などで被害を受けるとたちまちゴミとなる恐れがある。京都にもいずれ地震が来る可能性もあり、防災計画をつくり基礎になる文化財分布調査が必要」とおっしゃっておられました。
…やはり調査をするには人いるので、活用マネージャーのような人材の育成は大切なことなのではないかと改めて思いました。

かつみ講師には、修業時代の話などもおりまぜながら楽しくお話を聞かせていただきました。「消費は美徳」といわれた時代に工場を大きくするのに違和感があり、ご自分のスタイルを変えることなく現在でもむくの家具を作り続けてこられました。むくの家具は時代とともに味わいが出るので時代を重ねた建物にも良く合うとのことです。スライドで家具なども紹介いただきました。

また、この日は受講生の方に演習3のレポート発表を突然お願いしました。
準備する間もなく、指名された受講生の方は少々とまどいながらも最後まで発表してくださいました。

次回の講座は、7月7日午前10時から会場はまちづくりセンターです。