【新聞記事より】働く母親の見方に「病児保育」

【日経新聞(07年1月27日)】

急に子供が熱を出した・・・、働く母親にとって一番の問題は、病気の子を預かる
「病児保育サービス」の不足だ。東京都品川区など「病児保育」を提供する自治体もあるが、需要に追いつかない。そこで相次いで登場しているのが
「病児保育非営利組織(NPO)」だ。

全国には五百を越す病児保育施設があるとされる。
自治体の補助に頼るところが多いが、大半は赤字。
そこで収益面で自立できる病児保育サービスを編み出したのが、
 NPO法人のフローレンス(東京・中央)だ。
 会員制(月会費約七千円)の採用で、安定した収入が見込めるようにした。
子育て経験のある主婦らが自宅で子供を預かるので、
コストのかさむ施設費も不要。東京都江東、中央、港、千代田などで
サービスを提供し、順調に区域を広げている。

 「子供が病気なら、仕事を休むのが本来の姿」との指摘もあるが、
休めないのが働く母親たちの現実。病児保育サービスの進化が求められている。

(まとめ・三森)