2週間以上に渡る向島での撮影も、いよいよ昨日で無事終了。
午前中の雨模様の天気に、また今日も途中で撤収かとハラハラしましたが、映画の神様が見守ってくれたのか、ついに午後は雨も降ることなく、午後7時近くにクランクアップを迎えることができました。
最後のシーンを撮り終えて、監督の「カット」の声が響き渡った瞬間、そばにいたスタッフ全員から自然に拍手が起こり、思わず監督の顔にも笑顔がこぼれました。監督やスタッフ、出演者の苦労を見て来ただけに、ぼくも何となくジーンとしてきます。
と思ったら、
「あ、いっけねえ、メーキングビデオ撮るの忘れてた!」
プロデューサーの伊藤さんが叫んで急いで走って行き、小さなビデオカメラを持って戻って来ると、「はい、もう一度」
監督の「カット」のところから、全員でやりなおし。なので、実はこの写真の場面もテイク2なのでした。でも、監督の笑顔は2回目だってもちろん本物でした。(曽我)