「塩竈どうしたいかい」さん主催の「門脇さんの話を聞く会」が行われました。
「なぜ、塩竈でアート?」
「なぜ、本町通り商店街なの?」
聞かせてください、門脇さんっ。
ということで、午後6時30分。約25名の方が
会場の塩竃市市民活動推進室に集合されました。
「では、本日お話を聞かせていただく門脇さんです♪」
過去の作品をプロジェクターを使って解説するとともに、
自身のアートに対する考え方の変化や、
社会における「まちとアート」の現状などをトーク。
“アートスペースに展示する→アートする空間そのものを作っていく”
そんな「プロジェクト・アート」に関心を抱くようになったと話す門脇さん。
アーティストだけではなく、地域のコミュニティとの協働の精神で
文化活動を活性化することで、町の人がアートに参加し、楽しめる。
そこにアートの意義や面白さがあると語ります。
では、なぜ塩竈でアート?なのか。
きっかけをくれたのが東鳴子でのアートプロジェクト。
街のことを調べながら湯治アーティストとして参加するうち、
塩竈と東鳴子に接点(交流)があることを知ったそう。
そこで門脇さん。その繋がりで、本町通りまちづくり研究会が行っている
「くるくる談義」へ足を運ぶことに。。。。
地元のお母さんがふるまう漬けものなどをいただきながら、
「スローな雰囲気にうっとりさせられました」
そんな出会いから、昨年は「大漁旗ツリー」をくるくる広場に制作。
東鳴子と塩竈の町のみなさんとともに、光のページェントに負けない輝きを本町商店街に灯しました。
今回の「もとまちアートウォーク」は、
町のみなさんとの交流から発展したもの。
アートによる新しい関係性の構築は、アートの健全化へと繋がっています。
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「お話を聞く会」も盛り上がってきたところで、
萩原醸造さんの醤油につけた玉こんにゃくがふるまわれました。
竹串の部分にまでしっかり味のしみこんだこんにゃくは、
歯ごたえも柔らかく、優しい味わい。
もろみで作ったという辛味と相性抜群です!
「阿部平蒲鉾店」さんから たい入りの笹かまぼこ「匠味」もいただきました。
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会の後半は、みなさんからいただいた質問に答えることに。
こんな質問が寄せられました。
Q・まちとアートを結びつけた理由はなんですか?
Q・有名な市や町ではない地方でのプロジェクトが多いのはなぜ?
Q・外から地域に入ってきてまちづくりを進める点で苦労したことは?
Q・一過性のものにならない秘訣はなんですか?
Q・アーティストの人はふだんお仕事をしているんですか?
ひとつひとつ丁寧に答えていく門脇さん。
ここですべては書ききれませんが、参加したみなさんからは
「これをきっかけに、さらに塩竈を盛り上げていきたい!」と
意欲的な声が聞かれました。
(コメント:金藤美智子)