アーティスト紹介!其の四

三津浜を舞台に様々なプロジェクトを仕掛ける「アートバトルin三津浜」ですが、参戦するアーティストってどんな人?

高市さんに続いてのアーティストはダンサーの宮本舞さんです。

Q. あなたの一番古い記憶は? 
A. 同じ社宅に住んでいた、同い年の男の子と、庭の隅っこで、砂遊びをしたこと。
 初恋!?

Q. あなたの記憶がすべて失われたとき、最後に残っている (残って欲しい)記憶 
 は?
A. 踊る身体の感覚

Q. あなたにとってアートとは?
A. 心のかけらが、身体の外に表出すること。

Q. あなたのアート初体験は?
A. 祖父母と両親に見せた、即興人形劇。
 ソファの背を舞台にして、家にあった人形で突然思いついた。
 一人で何役もこなして、声色までかえていた。

Q. また、それはどんな印象?
A. 家族に伝えたい気持ち一直線。

Q. 最近、見た作品で印象に残っているものは?
A. みかん一座さんのミュージカル。
 ひきこもり・ニートの若者たちとの共演。何かに向かう真っ直ぐな心が美しくて。
 気がつけば、ポロポロ涙が出ていた。

Q. あなたの最も心に残る作品は?
A. シルヴィ・ギエムのソロ。「ルナ」
 ただそこに立っただけの立ち姿。存在感に圧倒された。

Q. あなたの心に残る作品の共通点は?
A. 身体の中に収まりきらず、心のかけらが、時々、漏れ出るようなもの。
 その瞬間に出会うとドキッとする。

Q. 死ぬまでに見ておきたい作品は?
A. ピナ・バウシュの「カフェ・ミュラー」を生で。

Q.三津浜で実施するアートプロジェクトのキーワードは?
A 巡る

*宮本さんのお祖父さんは三津で生まれ、ハワイから日本までヨットで航行した経験を持つヨット乗りだそうです。お祖父さんの経験や想いが自分の中にも血として「巡ってきている」と感じるそうです。今回の三津浜での作品創りで家族(特にお祖父さん)の事を考えるきっかけになったのではないでしょうか?そして自分自身が代々脈々と繋がって巡っていること。そして何回も三津に足を運ぶたびに出会う人々、港や渡し、商店街を巡ってそこに吹く風を感じています。
宮本さんは創作過程で三津浜の人々の記憶をアンケートに答えていただいて集めています。カフェ・フロアにもアンケートBOXを置いていますので是非あなたの記憶を宮本さんに教えてあげてください。(nao)

宮本さんのアンケートより

その記憶は8月5日10時〜19時、三津浜のアート蔵で行われる
「アートバトルin三津浜ワークショップ(アートNPOカコア主催)」を出発点に
そこに集う人たちの手元へと旅立ちます。
当日は、旅立ちの送迎にぜひお立ち寄りくださいませ。
※雨天の場合、8月26日11時〜16時@木村家に延期します
さらに、集まったキオクをもとに11月4日、アート蔵でダンスパフォーマンスを行います。あなたのキオクのかけらが、とけこみ、ひとつの形になる…。
そんなひとときをお楽しみください。