限界をつくるのではなく、限界を知ることの必要。

この7月から放課後の子どもたちの居場所として「すまいる」をスタートさせたことは前にも書きました。

これがある意味「大当たり」でたくさんの方から利用の申し込みがあります。

正直なところ申し込み者が増えるごとに「受け皿」としては非常に厳しいものになります。

担当するスタッフが「もう利用者を締め切ったほうがいいでしょうか」と尋ねてきました。

彼自身すごく悩んでいるのだなと思いました。

結局「申し込みが増えて一人一人が参加できる回数は厳しくなるけどこのままいこう」ということにしました。

しかし正直なところ、これじゃぁどうしようもないなと思うところはあります。

もっと「受け皿」をひろげよう、もっとボランティアを増やしたらいいんじゃないか、いろいろ考えるところはありますし、実際その努力はしています。

一方で長く事業活動をやる中で「この辺」が限界なのかと感じることもあります。

がんばればいくらでも大きくなっていくんだということは誰も思わないでしょう。

現実として「限界」はあるのです。

日々の努力の過程で「限界」にむきあったときどう思うのか、これが重要だなと思います。

可能性は無限大。しかし「限界」を見極めることで発想を転換し、次のステージに進むことも事業者にとっては必要なことです。

自分自身の「身の丈」を超えたところでは必ず「うまくいかない」ことも多いのです。

粟津