昨日からいよいよ、ユートリヤで水内貴英・住中浩史さんによるプロジェクト、『思い出への話』のインスタレーションが始まりました。
実際に見る作品は予想以上の大きさ。小さなクランクを回すと、上の部分の写真がメリーゴーランドのようにゆっくりした速度で回転し、パラパラマンガのような感じで連続写真を楽しむことができます。うーむ、このまったりした速度感は実に向島的かもしれませんね。作品に収めきれなかった残りの膨大な写真は、周囲の4台のモニターでも鑑賞できます。
写真はいずれも、向島のまちの人に撮影していただいたもの。何気ない向島の日常の風景も、アーティストによる表現のフィルターを通すことで、また違って見えて来ます。これらの写真に触れていただくことで、向島のまちやそこで暮らす人たちの現在や未来について、改めて見つめ直すきっかけになれば幸いです。(曽我)